朝ドラ「とと姉ちゃん」安全でいいものを作って欲しい!全ては読者さんのために

こんにちは♪
はるです。

私は朝ドラが大好きで、毎週楽しみに見ています。
朝ドラ「とと姉ちゃん」からはたくさんのヒント、気づきをもらえます。
第21週「常子、子供たちの面倒をみる」から、ブログ作りのヒントを頂いたので、お伝えします。

「とと姉ちゃん」は高畑充希さん演じる小橋常子と、唐沢寿明さん演じる天才編集者・花山伊佐次が出会い、雑誌「あなたの暮らし」を刊行して、女性に役立つ理想の雑誌を作り上げていく物語です。
「暮しの手帖社の創業者・大橋鎭子と花森安治」さんがモデルになっています。


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電気トースターの商品試験を始める!

常子たちは、商品試験を雑誌「あなたの暮らし」のメイン企画として、様々な試験を同時に行っていました。

今週のお話は、電気トースターの商品試験です。
こちらは、ドラマのモデルである「暮らしの手帖」でも実際に行われた試験です。

NHKでのドキュメンタリー番組で、このトースターの実験のことを以前見て、度肝を抜かれました。
なんと、食パンを4万3千88枚も焼いたのです。
ドラマでは、1460枚ってなってましたね。。規模が違います。。。
このパンの写真を見てください、インパクトが半端ない!!
この写真を見ただけでも、花森さんがどれだけ情熱をもって、商品試験を行っていたのかが伺えます。

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引用:【暮しの手帖】『焼いた食パン4万3千88枚』 – 自動トースターをテストする -(1969年)

 

ちょっと数え忘れただけ、、

商品試験は、実際にに使う消費者の立場に立って、実験することが大事です。

実験は、慎重に行いますが、人間ってどうしても、適当さが出てきてしまいます。
「ちょっと数え忘れました」
そんなことを言う社員には、花山は容赦なく「首だ!!」と言います。

人様が命がけで作った商品を、我々は真正面から批評しなければならない。
こちらも命がけでやって、初めて責任が果たせる。
「ちょっと数え忘れただけ」
そんな言い訳は通用しないのです。

2ヶ月かけて、トースターの試験は終了しました。
1年分、1460枚のパンを焼き上げたのです。

結果はというと
問題のないトースターはなかったのです。。。

 

花山の決断

問題のないトースターがなかったということは、全てのトースターを酷評しなければなりません。
花山は、これまでも、全身全霊をかけて、記事を書いてきました。
同じように、メーカーも命がけで作っていることもわかっています。
それを批判しなければならないのです。
相当な覚悟がいります。

夜が更けてから、ようやくペンを取りました。
そして、花山は、真実を書きました。
メーカーの実名を出して酷評したのです。

「おすすめのトースターはありません。」

 

トースター記事は大反響!!

花山が覚悟をもって書いた、トースターの記事は大反響を呼びました。
読者さんからは、問い合わせや、感謝の手紙が殺到したのです。

 

ところが、、、

雑誌で低評価だった、ちとせ製作所の社長が怒鳴り込みにきました、、、

  • 雑誌のせいで、えらい目にあった!
  • でたらめを書くな!
  • 大手と並べられてどこが公正だ!
  • 低予算で経営している小さな会社になんてことをするんだ!
  • 素人に何がわかる!

 

常子は、気になって、ちとせ製作所へ行ってみると、会社が傾きそうになっていたのです。
常子の心は、揺れ始めました。

 

星野さんに聞いてもらう

その日は、星野さんのお宅にお邪魔して、2人のお子さん、大樹くんとあおばちゃんのお世話をする日でした。
2人は常子を「おしゃれおばちゃま」と呼び、とても懐いてくれています。
常子も2人が可愛くてしょうがないです。

でも、星野さんは、常子を見て、心配になりました。
「常子さんは、ツライ時ほど明るく振る舞う」

常子は、星野さんにトースターの記事での悩みを打ち明けました。

読者さんの暮らしを守りたくて始めた商品試験なのに
誰かの暮らしを奪ってまで、商品試験を行う必要があるのか

 

「安心した」と星野さんは言います。
「昔から、いつも常子さんは、誰かのために頑張ってきた。

誰かの暮らしを守ることが、自分の幸せだと感じることが出来る常子さんだから、あんなに素晴らしい雑誌を作ることが出来る」

 

大樹くんの足のやけども、電気釜が粗悪品だったからなのです。

「雑誌のおかげで、良いものが作られるとしたら、それはとても良いことだと思う。」

星野さんの言葉に、常子は心が救われました。

 

常子、再びちとせ製作所へ

常子は、再びちとせ製作所へ向かい、怒鳴られながらも、事情を説明しました。

商品試験は、消費者のためだけではない。
生産者のためでもあるのです。

私たちは、安全で使いやすい商品を作って欲しいと呼び掛けているだけです。
2ヶ月かけて試験をしたが、なんの落ち度もない完璧なトースターは一つもなかった。
これは残念な結果です。

予算のない小さなメーカーが大手と比べられても困るとおっしゃった。
でも、大手でも不備がある。
これは、まだまだ改良の余地があり、努力するメーカーに成功する機会がある、ということではないでしょうか。

「あなたの暮らし」は、消費者が何を求めているのかを伝える役目なんです。
生産者の方に、安全で使いやすいトースターを作って欲しいだけなんです。

 

だったらうちが作ってやるよ

常子の話を聞いて、ちとせ製作所の社長の顔つきが変わりました。

社長は、大手より安く作る必要があると思ってました。
消費者が安いものを求めている、という思い込みがあったのです。
そのためにはこれだけの予算しかかけられない、という妥協があったことを認めたのです。

小さい会社だけど、技術はどこにも負けない自負はあります。
なんの落ち度もないトースターは、大手もまだ作れていない現状を知ったのです。

「だったらうちが作ってやるよ」

常子の想いが届きました。
常子は、商品試験を続けていく覚悟が出来たのです。

 

おまけ

よっちゃんが彼氏にプロポーズをされました!!
でも、よっちゃんは、とと姉ちゃんのことを気遣います。
なんで、とと姉ちゃんは、私を頼ってくれないのか、なんで本音を言ってくれないのか、と言います。

姉は弱みなんて見せたくないのだ。
弱音吐くなんて出来ないのだ。
心配なんてかけたくないのだ。

でも、やってみる、ことにしました。
たまに、妹の方が姉に見えることがありますね。(私も姉です)
姉妹っていいものです。

 




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